アロマテラピーを始める前に、アロマテラピーの基本について。 正しい知識を身につけて、安全に使用することで、きっと皆様のお役に立てるものと思います。
◆アロマロマテラピーとは?
◇アロマテラピーという言葉
1927年にフランスの生化学者、ルネ=モーリス・ガットフォセによって作られた、 比較的新しい言葉です。
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アロマ(aroma)とは芳香、テラピー(therapie)とは療法と訳すことができ、 |
アロマテラピーは『芳香療法』と言い換えることができます。 |
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◇『アロマテラピー』と『アロマセラピー』の違い
巷ではアロマテラピーとは別に、アロマセラピーという言葉が聞かれます。
アロマテラピーはフランス語、アロマセラピーは英語という違いだけでなく、フランスとイギリスでは 精油の使用方法が異なります。 フランスやベルギーなどのヨーロッパでは、医師の指示により精油を治療の一環として使用する
ケースがあり医師の仕事の範囲になります。
イギリスでは美を保つためのスキンケア、リラクゼーションやメンタルケアなどに自分で精油を 使ったケアを行うのが一般的です。
◇アロマテラピーが注目される理由
古くから植物療法・伝統療法として利用されてきた『アロマテラピー』 近年、現代医療で病気と判断されなくても、どこか体調が悪い…といった 不調に悩まされる方が増えているようです。
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例えば、不眠、肩こり、自律神経のアンバランスなどなど、ストレスからくる身体の不調に |
悩まされている方。 |
そういった体の不調へアプローチできるもの、それが『アロマテラピー』なのです。 |
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近年では、アロマテラピーは『代替医療』として、注目を浴びています。 |
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◇アロマテラピーのある生活
ペパーミントの香りをかいで頭がスッキリしたり、生姜を食べてお腹の調子が良くなった… そんな経験はありませんか?
私たちは自然に、植物の特別な力を知り生活の中で当たり前に利用しています。
お客様本来の姿をとりもどし、美と健康を保つサポートとして、これからアロマ生活の第一歩を
踏み出してみてはいかがでしょう。
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◆精油の基本的な使用方法
◆精油を使用するときの注意
アロマテラピーでは、精油を使用する場合は、自己責任によって自分自身に行うことが基本と なります。成分が分析されており、農薬や酸化防止剤が含有されていない、品質の確かな 精油であることを十分確認しましょう。
また、注意事項や禁忌事項を守ることが、アロマテラピーで起こりがちな、トラブルの防止に
つながります。トラブル防止のためにも、しっかりと把握しましょう。
◇使用上の注意
ここで取り上げる注意点は基本的なものですので、使用の際にはご自身で十分確認の上、
注意事項を守ってご利用ください。
1.精油の原液について
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○原液を直接肌につけない。 |
※植物成分を高濃度に含有しています。、また皮膚を荒らす危険性があります。 |
・トリートメントに使用する際は、原液を植物油に混ぜて(稀釈して)使用する。 |
また、必ずパッチテストを行い、使用する。 |
・アロマバス等で使用する際は、原液を乳化剤と混ぜて使用する。 |
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2.精油の稀釈について
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◇稀釈濃度
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○濃度・塗布範囲 |
※ここでは、使用しやすい濃度をご紹介します。 |
使用目的によっては、高濃度でのご利用も可能です。 |
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・3%以下⇒全身など広範囲に塗布が可能。 |
・3〜10%⇒肩や背中など比較的広範囲に塗布可能。 |
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※成人の一般的な使用濃度ですので、妊産婦、乳幼児には更に低濃度に |
稀釈して使用することをお勧めします。 |
また使用の際には必ず、パッチテスト(使用前に肘の内側などに1滴を塗布し、 |
20〜30分後にアレルギー反応を確認します)を行いましょう。 |
アレルギー反応が出た場合は、速やかに使用を中止しましょう。 |
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◇塗布禁止部位
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・目、目の周辺、唇、その他粘膜質、肛門、性器、耳道、鼻腔には、植物油で |
希釈したものでも使用しない。 |
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3.管理について
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○精油は引火性があるため、火気に注意する。 |
火を使うアロマポットの場合は、火を消した状態で精油を使用する。 |
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○精油はプラスチックを溶かす作用があるため、蓋に精油がつかないよう |
立てて保存する。 |
プラスチックや家具の塗装、人工大理も同様の作用による危険性があります。 |
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○精油は日のあたらない、温度変化の少ない場所に保管する。 |
また、作成したトリートメントオイルも同様の場所に保管し、1ヶ月を目安に |
使い切るようにする。 |
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○精油を開封後、〜1年を、安全に使用できる期間として、使い切るようにする。 |
柑橘系の精油は、〜半年を目安として、使い切ようにする。 |
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4.その他
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・小動物のいる部屋で精油をたく場合は、換気に注意する。 |
・万一異常が起きた場合は、直ちに使用を止め、皮膚科の専門医に診断してもらう。 |
・アロマテラピーでは以下の行為を行う際には注意が必要です。 |
△ 病名の診断及び治療行為 : 国家資格を持った医師でなければ行えません。 |
△ 薬剤の調合 : 国家資格を持った薬剤師でなければ行えません。 |
△ 精油の販売 : 日本ではケモタイプ精油が医薬品として認められていません。 |
効能効果を表示、または口頭で伝え、精油を販売することは |
薬事法違反となります。 |
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◇精油毎の注意・禁忌事項
精油には使用に注意や禁忌あるものがあります。
正しい知識をもって使用することは、トラブル回避につながります。
たとえば…
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・精油の中には敏感肌やアレルギー体質の方に注意が必要なものがあります。 |
⇒特に何かのアレルギーをお持ちの方は、必ずパッチテストを行ってから |
お使いください。 |
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・精油の中には光毒性による色素沈着を引き起こすものがあります。 |
⇒皮膚塗布部分を紫外線に4〜5時間当てないでください。 |
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・精油の中には妊産婦・授乳中の女性に気をつける必要のあるものがあります。 |
⇒成分によっては、流産や早産の危険性や、神経毒性などの悪影響があります。 |
妊娠中の使用は医師に相談してから十分な注意を払い使用することを |
お勧めします。 |
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・精油の中には幼児・乳幼児に気をつける必要のあるものがあります。 |
⇒成分によっては、刺激の強いものや、神経毒性などの悪影響があります。 |
3歳以下のお子様には芳香浴からの使用をお勧めします。 |
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・精油の中にはお客様のかかっている病気(例:てんかん患者、ホルモン性の疾患 |
もしくは癌疾患、他)に対して、気をつける必要のあるものがあります。 |
⇒お客様のかかっている病気に、悪影響を与える場合あがります。 |
各精油の禁忌をご確認ください。 |
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※当サロンではベビー、キッズ、親子で、またマタニティ用のトリートメントコースを ご用意しております。 >>ご興味のある方はこちらから『トリートメントコース』へお進みください。
一部を記載しましたが、詳しくはオンラインショップ内の各「エッセンシャルオイル」に『禁忌または 注意事項』として掲載しています。ご購入、ご使用の際には必ずご確認ください。
また、各精油を使用する際は禁忌や注意事項を守った使用をお願いします☆
アロマテラピーは、正しい知識をもって実践することで、起こりがちなトラブルを回避することが 可能です。
あなたの毎日の生活に、アロマテラピーを取り入れてみませんか?
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